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新高速乗り合いバスへの一本化ですって。
全国の武井観光フリークのみなさま、暑い中、いかがお過ごしですか?
さて、国交省が新バス制度を定めました。
都市間ツアーバスについては、集客方法、ツアー形式の分類、乗降場所の問題など、
様々な問題を抱えておりまして、改善策の上程が叫ばれておりました。
そういう中で発生してしまった、今年4月の事故。
この痛ましい事故を生んだ原因は、まさに以下にあげることの積み重ねだと吾輩は考えております。
・ 規制緩和によるバス会社(市場に出回るバス台数)の絶対数の増加
・ バス代の低価格化を助長する、一部代理店がしかけるダンピング行為
・ デフレスパイラルによる、すべての物価の下落
安全を売り物とするバス会社が、水揚げの低下によるコスト削減のしわ寄せで、
人件費の削減や、安全管理費の削減を余儀なくされているのが実情です。
現在の市場では、利益どころか、ランニングコストを稼ぎ出すのがやっとです。
遅ればせながらの制度改革だとは思いますが、これを機に、当たり前のことを
地道にやっているバス会社が健全な運営を続けられることを願ってなりません。
吾輩どもは、道路運送法を遵守して、事業を行っております。
その前文には、「道路運送事業の運営を適正かつ合理的なものとし、(中略)
輸送の安全を確保し、(中略)公共の福祉を増進することを目的とする」とあります。
謳われている以上、ちゃんと、適正かつ合理的にしていただきたいと吾輩は
思うのです。