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星に願いを。その1
吾輩の故郷では本日が迎え盆と言って、お墓からご先祖様の魂を連れて帰る日です。
軒先で松明に火を灯し、その火でろうそくを点け提灯を携えてお墓に行ったものです。
そろそろ日が暮れるかな、って時に出掛けるのですが、あたりには蜩の鳴き声が響き渡り
季節は初秋に向かっているのが肌で感じ取れる夕方の、あの頃の日を思い出します。
さてさて、今回は、クラブツーリズム様主催の「ペルセウス座流星群鑑賞会」なるツアーに
行ってまいりました。
目的は、数十年に1度しかない、極大の流星群を見に行こうというもの。
もちろん、その他の観光もセットにしています。
駒ヶ根の富士見台高原で、お客様は鑑賞しました。
朝、千葉を出発し、お盆の帰省ラッシュに巻き込まれ、車内でお召し上がるはずのお弁当も、
ピックアップ場所の八ヶ岳PAへの到着が遅れたことから、少々遅いランチタイムとなってしまい、
お客様に大変ひもじい思いをさせてしまって、吾輩、とても辛かったであります。
その他のことなら、おおかた、願いは叶うのですが、高速道路の渋滞だけは吾輩の力では
どうにもなりませんでした。できる事なら、吾輩が巨大化した上で、中央高速を跨ぎ、武井観光181号車より前にある、小仏トンネルまでの車両すべてを、お好み焼きをひっくり返すこてか何かで
こそぎ取って、相模湖に放り投げたかったのであります。
その時のお弁当が、こちら。「風林火山」です。
13時15分ごろに、やっとお召し上がりになられました。
岡谷を通過し、駒ヶ根へ。
まずは、光前寺へお連れしました。
早太郎伝説の、あの光前寺です。
吾輩、こちらでお昼を食べたので、境内まで入って行く時間が無く、入口のこの写真しかありません。
あしからず。寺社仏閣と言えばおみくじなのですが、本日はお預けです。
次に向かったのは、飯田市の水引工芸館です。
吾輩、今回知ったのですが、日本で流通している水引商品の、何と7割が飯田市で作られているとのこと。もともと、和紙の製造が盛んで、藩主がそれに付加価値をつけようと興した殖産興業らしいです。入口に何とも素晴らしい龍と、何だか荘厳な書き物があったので写真を撮ってきました。
ここでは、水引細工の実演を見る事ができます。
工芸館を後にして向かった先は、川本喜八郎人形美術館です。
ここは、建物の前でお客様をお降ろしして、離れた駐車場に回送したものですから、詳しくレポート
できませんでした。興味のある方はwebでどうぞ。小1時間ほど時間があったので、駐車場の
周りを歩いてみました。
巨木をバックに、本日の担当バスです。
「メタルテック飯田」さんです。何の会社かはわかりません。
とても強靭そうな名前でしたので記念に1枚撮りました。ただ、メタルと言いながら、ロゴの文字を
木板に並べているやんちゃな所が、吾輩好きです。
メタルテックさんの道路向かいには、飯田市動物園があります。
ここ、入園無料です。でも、この時、すでに16時40分。閉園です。ちょっと悔やまれます。
川崎市にも、夢見ヶ崎動物園という無料の動物園があり、吾輩、大学生のころデートでよく
使わせてもらいました。そこで飼われているワオキツネザルにプリッツを与えていたのですが
飼育員のオヤジに頻繁に怒られていました。20年くらい前の話です。
昔の記憶を呼び覚ましてくれた、飯田市動物園です。
でも閉園してても、通りから豚君は見えましたので、証拠写真を。
飯田市動物園の隣には、D51が静態保存されています。
動輪が4つあるから、A,B,C,DのDです。従って、動輪が3つだとCを冠します。
例えば、山口線の貴婦人であるC62がその例ですね。
ただ、石炭を燃やして走る蒸気機関車に「火の用心」って(笑)。
遊びごころ一杯の飯田市の職員ですね。
骨折の手術をした外科の医者が、「いやぁ、骨の折れる手術でした」と言ってるようなものですかね。
もしくは、「ラーメン博物館をツアーに入れると、拘束時間が伸びるから駄目だよ」とおっしゃった、
三〇交通の瀬〇社長に対して、「ラーメンだけに延びるとまずいんですね」と、ボケた吾輩に
きちんと突っ込んでくれた感じでしょうか?
例えがよくわかりませんが。
初日のご夕食は、シルクプラザです。ドライバーさん達は待機です。じつは、このツアー、
首都圏から300名ほど参加されたという事で、バスも沢山やってきていました。
最後に記念に1枚。
2日目は、また明日。