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団参二日目。
朝から晴れ渡り、気持のよい1日になりそうです。
向こうに望むは田子の浦です。
「田子の浦ゆ うち出でてみれば ま白にぞ 富士の高嶺に雪は降りける」
山部赤人の詠った、その田子の浦です。
ぞ~ける、の係り結び。強調の意です。
吾輩は、この歌と、
「春過ぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほすてふ 天の香具山」を
よく混同してました。
さて、団参二日目は、富士にあります實相寺へ向かいます。
仁王門をくぐります。両サイドには、あうんの呼吸で、仁王様が張ってます。
脱いだ下駄をちゃんと揃えている所が憎めないですね。
お二人とも、あまりの形相だった故、吾輩も写真を撮ることを忘れていました。
その脇には、鐘楼があります。こちらも立派ですね。
こちらが日蓮上人です。
最近のごたごたを嘆かれているようでした。
ちゃんとせないかんですよ、ニッポンのリーダー。
仏様は見ていらっしゃいますよ。まじめに生きましょう。
因果応報の世の中です。しでかしたことに対しての報いは、
必ず訪れますよ。
時間がありましたので、敷地内に少しお邪魔しました。
巾着田の花には及びませんが、こちらでも綺麗に咲いていました。
短い命の曼珠沙華です。
「花の命は短くて 苦しきことのみ多かりき」
林芙美子を思い出します。
すべての建物が立派です。
10月にしては気温が高かったので、彼女は木陰で一休みです。
こちらのお寺を後にして、みなさまは白糸の滝をご覧になりました。
現在、遊歩道を整備中で、滝の近くまでは行けません。遠目からの鑑賞です。
次の目的地、河口湖へ向かうのに富士山の西側を通ります。
米塚が見えます。火山生成においてできる小さい火山です。
高校の地理の授業で習った、コニーデとかトロイデとかそういったものに
分類されるのでしょうかね?
伊東の大室山も同じような仲間だったと記憶しています。
河口湖畔の蓬莱屋さんでお食事です。ほうとう定食をお召し上がりのようでした。
帰りの道中は、みなさん、昨夜の御宴席で唄い足らなかったのでしょうか、
紅白に分かれての大歌唱大会で大盛り上がりでした。
次回も武井をお使いくださるとのこと、ご住職をはじめ檀家のみなさま、
ありがとうございます。そして、長らくのご乗車、お疲れさまでした。