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完璧ではない知識
全国のみなさま、平素は大変お世話になっております。
最近のニュースから一つ。
「先日、地下鉄丸ノ内線の車内で、アルミ缶に入れた強アルカリ性の洗剤が
化学反応を起こし、水素を発生させたことにより破裂し、負傷者が出た。」
という事故がありました。結果としては、いずれの方もそれほどひどくはない負傷と
いうことでした。
ある記事で読んだのですが、「事故当時、破裂して噴出した液体を浴びた方に対して、
周りの乗客がペットボトルの水をかけて洗浄した。」とのこと。
「洗い流す」という意味で、ある面機転の利いた行動とも思われますが、
自然界の物質同士によっては、水と反応して高熱を発したり、人体に有害な
物質を生成することもあり得ます。
介抱してくださった周りの方を非難はできませんが、中途半端な知識なら、
手を出さない方がよいともとれる、今回の事故でした。
「混ぜるな危険」というコピーをはった洗剤もあります。
学校では、もっと、生きた知恵を伝授してほしいとも思いました。