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険しき道のり
春を探しに、房総に引き続き、大月くんだりまで足を延ばしました。
今回の山は、岩殿山です。
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、
中央道を西に向けて走っていると、大月あたりで
右手に見える岩山の名前です。
登山道は整備されており、雪も無いようでしたので
挑戦してみることにしました。
車道から少し登ってきたところに、資料館のような建物がありますが、当日は
朝が早かったものですから、まだ開いていませんでした。
奥に見える岩山の上に、かつては岩殿城があったとのことです。
自然の要塞ですね。ちなみに、高さは634mです。
実は、岩殿山自体は、勾配がきついだけで、少々頑張れば
誰でも登頂できます。
岩殿山から西に続く、兜岩、稚児落としが、今回の目玉で、
真剣に進まないと、最悪、死にます。
崖を上ります。鎖やロープが備えられてはいますが、ちゃんと固定されているかどうかは
必ず確認しましょう。
高さに恐怖を覚える人用に、迂回の林道コースもありますからご安心を。
そして、岩殿山から兜岩を経由し約1時間ほど歩いたところに、まさに断崖絶壁の
稚児落としが、その巨大な姿を見せます。
赤丸の中で手を振っているのがお判りいただけますでしょうか?
目のくらみそうな高さです。少しでも足を踏み外そうものなら
5秒後には三途の川を渡っていることでしょう。
稚児落としという名前の由来は、戦国時代に追手に追われ、赤ちゃんの
泣き声で居場所を知られることを恐れて、その子をこの断崖から落した話が
残っているとかいないとか。悲しい話ですね。
以前に、スカイダイビングをしたことがあり、その時も感じたのですが、
間近に死を感じました。よく、夢などで崖の狭いところをカニ歩きで横に進み、
結局は落ちてしまい目が覚めますが、それと同じ状況が眼下に広がっていると
言っても過言ではありません。
とにもかくにも、無事に完遂できて、満面の笑みをおさめることがことができました。
帰る途中、温泉に立ち寄ろうかと探っていたら、鉱泉ですが、こじゃれたお宿がありましたので
門構えだけでもご紹介いたします。
真木温泉さんです。泊りにきたいと思える温泉宿です。
みなさんもいかがですか?
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