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昭和の遺構
今週は赤城の大沼・小沼にも行ったのですが、大沼の横にある覚満淵を
俯瞰しようと、鳥居峠にクルマを進めた時のことです。
こちらが淵をとらえた写真です。
180度振り返ると、バーベキューハウスがあったのですが、遺構の香りがプンプンしてきました。
おわかりになりますか?
ケーブルカーの軌道跡です。
日光の観光開発で成功したT武さんが、赤城山周辺も開発しようと乗り出したところ、
初めのうちは、まぁまぁ良かったらしいのですが、計画に狂いが生じてしまい、
途中で投げ出す形となった、この赤城ということです。
ケーブルカーは観光インフラの1つで、半ば社運をかけた取組とのことでした。
思うように集客ができずに、遺構として残っています。
聞くところによりますと、これはこれで散策ルートになっているらしく、多くはありませんが、
廃墟マニアみたいな人たちがたまに訪れて、実際に歩いているそうです。
吾輩の実家の近くにも、遊園地の跡とかありまして、見ると寂しい気持ちになります。
動いていた時の様子を、映像で見てみたいものですね。