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昨日の続きで.....
昨日は、新入社員とか新入りの人についてのことを述べてみましたが、
城山三郎さんの作品の中に、共感できる一節がありますので、ご紹介いたします。
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昔、車掌がいた時代は、春にバスに乗るのが好きでした。
新米の車掌さんが一生懸命やっていて、時には間違えたりもして、
赤くなったりおどおどしたりもしながら、なおひたむきに働いている。
非常に初々しくて、目にも耳にも心地よく、乗客のサービスになっていると
思うくらいでした。とにかく自分は新人なのだから、必死で頑張らなくちゃ
いけないと懸命になっている。これが五年経ち、十年経つと、かなりいい加減に
なってきて、間違えても平気な顔をして、という具合になってきます。つまり、
魅力を作っているのは<初心>というものなのですね。
仕事に対してだけでなく、生きていく姿勢としての初心、初々しさ、というものは
いくつになっても大事なんじゃないかな。
城山三郎:初心が魅力をつくる より抜粋
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ついついおろそかになってしまっております。
「初心忘るべからず」
公私に渡り、実践していきたいものです。