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黒部峡谷鉄道① 宇奈月~黒二
待ちに待った峡谷鉄道への乗車です。
観光列車的な意味合いもありますが、本来は黒部川流域の電源開発、
そして現在でも電源施設の維持管理のための輸送手段としての
役割も担っています。
駅前のベンチでは作業着の人たちがあわただしく朝食を食べています。
関西電力が用意してくれた指定の車両に向かいます。
鉄にとってはおなじみの、オレンジ色の電気機関車です。
大げさに言うと、遊園地の乗り物と、大きさでは同等ですよ。
走り出してしばらくすると、進行方向右に、中世ヨーロッパ風のお城が見えてきます。
実はれっきとした発電所でなのです。(新柳河原発電所)
右手に見える黒部川に沿って上流を目指します。
全体的には川は右手にあることが多いので、右側の席をお勧めしますが、
もっとも車両の横幅が狭いので左側の人も見渡すことは可能です。
重連の機関車が長い客車を引いていきます。
後曳橋を渡ると、黒部川がその本来の姿を、少しずつ
吾輩たちに見せてきます。
途中駅に到着です。猫又という駅です。先ほどの作業員の方たちは
ここで降りていきました。
駅を出発してわかったのですが、黒部川第二発電所の最寄駅だったのです。
むむ、この発電所のメンテナンスかなにかで来られたのでしょうね。
そして、吾輩たちを乗せた列車は、黒部川をさらに遡っていくのでありました。