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ユニバーサルサービス料
携帯電話の請求書を見ると、ユニバーサルサービス料(3円/月)が付加されているのが
わかります。
「正体がよくわからんけど、月3円だから別にいいや」というのが大方の意見でしょう。
普段の業務でバス代等をシビアに精査している吾輩としては、
得体の知れぬものにはびた一文支払う意思は無いので、総務省のHPからひっぱてきました。
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<ユニバーサルサービス制度>
従前、ユニバーサルサービスは、NTT東西において、採算地域から不採算地域に地域間の補填を行うことにより、その提供が確保されてきました。ところが、競争事業者の参入により、都市部等の採算地域を中心に競争が進展し、NTT東西の自助努力だけでは、ユニバーサルサービスの提供を維持することが困難になり、不採算地域においては、利用者の利便性を確保できないおそれが生じました。
そこで、ユニバーサルサービスの提供の確保に必要なコストの一部(高コスト地域における提供コスト)を、NTT東西以外の事業者も負担する『ユニバーサルサービス制度』が2002年度に創設され、2006年度から稼動しています。具体的には、NTT東西に接続する接続電気通信事業者等(負担事業者)が負担金を拠出し、負担の徴収・交付金の交付等を業務とする基礎的電気通信役務支援機関(支援機関)を通じて、NTT東西に交付金として交付するしくみです。
なお、負担事業者が負担する負担金について、これを負担事業者が直接負担するか、利用者に負担を求めるかという点については、各事業者の経営判断にゆだねられていますが、負担事業者の多くが、その負担を「ユニバーサルサービス料」として利用者に転嫁しています。
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現在、日本国内の携帯電話の契約回線数は約1億3600万回線です。
1カ月に実に約4億円の収入が得られているわけです。
一般法人電気通信事業者協会なる法人が音頭取りをしているようですが、
総務省の天下り先です。
「キャリア官僚⇒○○協会なる法人」の構図は、わかる人には当然の図式であり、
極論するなら、そこで働く元官僚の皆様の給料を捻出するために、国民一人あたり月3円ずつ
徴収されているというわけです。
一応、知っておいて損はないと思いますので、話題に挙げてみましたよ。