HOME > 武井観光スタッフブログ > バス会社の日記 > つるし雛
つるし雛
伊豆稲取がその発生とされるつるし雛。
現在では似たようなものが各地で見られますが、江戸時代後期に始まったとされる
稲取のものがやはり素晴らしいです。
娘さんの初節句を祝うお母さんのやさしい気持ちのこもった和裁です。
健康と幸せを、一針の糸、古い端切れに思いを託し祈りをこめた素朴なひな祭りの
一つの形です。
どんど焼きといって稲取地方に伝わる奉納行事でつるし雛はほとんど燃やされていた
らしいのですが、たまに家の奥から奉納されずに残ったつるし雛が見つかることも
あるとのことです。
気持ちが大事、ということで今でも細々と受け継がれているこのような習慣、
日本人の宝として大切にしていきたいですね。
猿の名前で騒ぐような人たちに向けて言いたいです。