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自動着陸の話
昨日のセントマーチン空港ついでに飛行機の話を。
巡航時には通常自動操縦により飛行機は運航されています。
乗務員の労働軽減の他に、機械が操ったほうが乗り心地が良いというのも
その理由です。そして、着陸も自動で行っている場合があります。
接地して減速するまでを機械に任せる方法です。
実際にはいつでもどこでも誰でも行えるという方法ではなく、
① 自動着陸を飛行機に行わせることができる資格を機長が持っている
② 飛行機に自動着陸ができる機能が備わっている
③ 空港に自動着陸をさせられる設備が備わっている
という条件をすべて満たしているときに飛行機を自動で着陸させることができます。
最初、①の条件を知った時には矛盾を感じました。
②と③があれば大丈夫ではないのか、と。
理由を聞いて納得しました。
機長に技量がないと機械任せにはさせられないからです。
というのも、自動着陸中に機械が誤作動や不具合を起こした時に、
人間が咄嗟に引き継げないと重大事故につながるからです。
自動化の裏にはそれを完補できる人の能力が必要なのですね。
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