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夜店の思い出
音がするので自宅のベランダに出てみますと、今夜は方々で打ち上げ花火を
やっているようです。花火というとお祭り、お祭りには夜店がつきものですが、
そういえばおっさんになってからは行ってないなぁ。
子どものころはこの時期になるとお祭りに出かけ、夜店を回るのが楽しみでした。
いかやき、たこやき、金魚すくい、りんごあめ、おめん、水風船、
わたあめ、など今から思えば胡散臭い店だらけでした。
そして吾輩が印象に残っているのが、「カラーひよこ」と「片抜き」です。
どんな方法で色を付けたのか不明ですが、ビビッドな色彩は
当時の子どもたちの心を奪ったものです。
しかしながらそのうち色は抜けて、普通のオスの鶏になってしまいます。
オスといえども成長するならまだいいもので、家に持って帰っても
すぐ死んでしまうのも多かったと記憶しています。
今はまったく見かけなくなりましたね。
そして「片抜き」。
店のおやじから1枚もらって、ベニヤ板でしつらえた低いテーブルの上で、
虫ピンをつかって溝をせっせと削っていきます。
うまく抜くことができたら50円とか100円、さらには難易度の高いものを
抜くことができたら500円というように賞金が出ました。
大体、細いところで折れるようになっていて、店側丸儲けの構図を
大人になって理解しました。
さて、今の夜店はどうなっているのか、ちょっと覗いてみましょう。