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豪商の館
小布施、中野、須坂界隈をドライブしていると「豪商の館 田中本家」の看板を
よく目にします。
商材に使えないものかと、先日入場してまいりました。
折から、この時期にしか公開されない「清琴閣」にも入れましたので、
第13代当主の田中さん(昭和50年生まれ)の丁寧な解説を聞きながら、
往時を想像してきました。
そもそも、この館、今から約200年前に、この地の豪商であった田中家によって
建てられたものです。当時は須坂藩をもしのぐ財力だったとのことです。
敷地面積は100m×100mの巨大なもので、特に庭園造成に力を入れていたそうです。
この清琴閣は田中家のお客様をもてなすために建てられたもの。
この時期にしか公開されないのは、室内の調度品、絵画、書を保護する
目的だそうです。
障子を開けると、それ自体が自然の額縁となります。
正面のもみじは秋になると素敵な葉色になるそうです。
殿さまもこの庭を見に、お忍びで訪れていたとのこと。
現当主のおじい様のころまでは、本宅として使われていたのですが、
社会がうつりかわり、維持費やら税金やらでそのままの状態を保つことが
困難と判断されましたが、後世に残さねばとの思いから、
公益財団法人となって、入場料収益、物販、飲食店にて維持管理費を
調達していらっしゃるとのこと。
大型バスの駐車場もありますので、当社のお客様にもおすすめしましょう。