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見方
勝てば官軍、負ければ賊軍、とは戦さの結果で
よくいわれること。
ただ、勝ち負けが正誤ではなく、両者に正義は
あります。
会津戦争を思い出してみましょう。
歴史の教科書では戊辰戦争という語句のみでしか
扱われていないところもあるようです。
官軍として薩長両藩が登場しますが、戦にかまけて
略奪、放火、強姦の類が多数行われたとの記録が
残っています。旧幕府軍として正義の下に戦っていた
会津藩でしたが、多勢の新政府軍には結果的に
負けてしまいました。
新政府軍の勝利=明治維新と考えられがちですが
会津の人にしてみれば、何やのあの戦、って感じでしょう。
略奪等にしても、今から思えば酷いことですが、
当時の状況下ではあるいは当然の成り行きだったかも
しれません。
こちら側、相手側、今、昔。
見方を変えれば、考え方も変わります。
歴史は変わりませんが、史実を知った上で
評価をしていかんなならんね。