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賃金とやら
労働の対価というのは、まぁもっとも定義です。
スミスは「国富論」の中で、賃金を多く与え過ぎる
と怠けて仕事をしなくなるから、生活できる最低限
の額で十分だ、と主張し、マスサスは「人口論」の
中で、人間は余裕を持つようになると子づくりに励
んで、人口が増え必然的に労働力が増加し競争が起
こってくる。そうなることで労働力供給が需要を超
え賃金が低下する。だから労働者には生き延びる
ことができる最低限の賃金を支払い余裕を持たせな
いようにするのが適切だ、と主張しています。
日本の賃金がこの30年ほど横ばいかむしろ低下して
いるようなことを聞きましたが、吾輩が社会人に
なって以降のことなので、結構実感できます。
資本主義経済の中で、資本家や大地主と政治家、
それと一部の公務員に甘い密を吸わせるために
庶民は働き続ける、というのが宿命なのですよ。