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結局、わがで総括解決しとらん
昭和戦争は戦勝国によるいわばリンチで
さしあたりは幕が降ろされた形になっては
いますが、日本自身で総括されていません。
開戦の責任、戦争継続の責任、終戦のタイミングを
逸した責任、敗戦の責任。
思うに、大本営と軍の暴走を止められなかった
当時の政府にすべての責任があると思います。
教科書には載っていません。出来事は書かれていますが。
日本の国民性がよく現れています。誰も責任を取りたがらん。
なぁなぁで棚上げして先送りにする。
天皇に責任があるという考え方もありますが、明治憲法以来、
「天皇ハ陸海軍ヲ統帥ス」とあり「統帥権の独立」が謳われて
いましたが、実際は天皇の命令は参謀総長らが起案し、天皇の
裁可を経て軍隊に伝達されていたということで、天皇には統帥権の
実質的な権限は持たされていなかったらしいです。
1941年から1945年までの出来事を書物を頼りに手繰っていますが
事実を知れば知るほど、軍部指導者連中、また関東軍の行動に怒りを
おぼえます。戦争は外交の1手段ですが、さしたる大義名分もなく
アメリカに原油をおさえられることで、八方塞がりになり、
ロジスティックスの考えもないまま南洋諸島に進撃し、兵站もズルズル。
多くの死傷者が出ているにも関わわらず、ここで諦めたらこれまでの英霊に
申しわけが立たぬと、更に犠牲者を出す始末。
彼ななりの正義があったようですが、、人を第一に思わない人間のやることは
たかがしれよる。